ボルダリングで金華山の復旧・復興に取り組むNPO法人FIRST ASCENT JAPAN.

2015.06.16宮城県

子ども向けボルダリング教室を開催 

トップクライマーと一緒にボルダリング
トップクライマーと一緒にボルダリング

――まずは整備活動を進め、次はどのような活動に取り組みましたか?

むらかみ:5月の「巳歳御縁年大祭」本祭後から、ボルダリングエリアの開拓に取り組んでいます。定期船が発着する三馬氏や定期船が発着する桟橋や「黄金山神社」がある西側から約2時間歩くと、東側の「千畳敷」に出ます。この辺りの海岸景色はとても美しく、岩登りに適した岩塊(ボルダー)がたくさんあるので、ボルダリングエリアとして一般公開しようと、安全面の確認などの準備に取り組み、2014年5月からイベントを通じて公開しています。その後、子ども向けの「プチ千畳敷」と名付けたエリアを公開し、定期的にボルダリングイベントを開催しています。

冒険気分で金華山を満喫した子どもたち
子どもたちは冒険気分で金華山を満喫

むらかみ:今年6月7日には、日本のプロ・フリークライマー平山ユージ氏を招いて、子どもたちを対象にしたボルダリング教室を開催しました。子ども20名、保護者8名が集まり、初めて金華山に来た子どもが多く、野生のシカやサル、水辺の生き物を発見し、とても興奮していました。世界トップクライマーと一緒にボルダリングを楽しみ、冒険気分で金華山を満喫してもらいました。
 
 さらに平山氏には、千畳敷から北に行った断崖絶壁の大函(おおはこ)崎という新しいエリアで、ボルダリングとは異なり、ロープを使って自分でプロテクションを取りながら登るトラッドクライミングの新ルートをつくっていただきました。

 ボルダリングエリアをホームページやフェイスブックで情報発信をすると、国内外のクライマーなどから「美しい」「行ってみたい」など、嬉しい反応が寄せられました。エリア開拓を進めていき、将来は世界中の人が来ても楽しめる場所にしたいですね。

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 大函崎で新ルート開拓 写真提供: NPO法人FIRST ASCENT JAPAN.

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