車いす目線で松江を楽しむ「バリアフリー・オンラインツアー」
国宝・松江城下の懐かしい日本の風景が楽しめる堀川遊覧船の乗り場
松江市観光ボランティアガイドが、松江城天守広場前の階段では、車いすごと持ち上げるサポートがあることを説明
web上で車いす利用者の目線に沿って観光地を巡る「バリアフリー・オンラインツアー」が島根県松江市で2月7日に行われた。車いす利用者を中心に、全国から参加した20人が、松江城や堀川などからの景色をオンラインシステムZOOMの画面上で楽しんだ。
企画したのは障害者の旅行を支援する松江市のNPO法人「プロジェクトゆうあい」。ゆうあい代表の田中隆一さんによると、島根県内のオンラインツアーに参加した折、コロナ禍の中、障害者や高齢者はバリアフリー視点も含めたオンラインツアーを求めているのではないかと考えたのがきっかけという。全国とのバリアフリーセンターとの連携を通してSNSで参加者を募集したところ北海道から鹿児島まで13都道県からの参加があった。
当日はスタッフが撮影した映像を通して、参加者らはチャットもしながら約2時間半のツアーを満喫。堀川遊覧船では車いすでの利用の流れを紹介するなどさまざまな場面でバリアフリー対応状況も紹介した。また、参加者には事前に「手作り体験セット」などのお土産が届けられており、職人の話を聞きながら地元の味も楽しんだ。参加者からは好評で、今後は参加者との交流をより充実させながら第2弾、第3弾も検討したいという。
リンク:NPO法人プロジェクトゆうあい
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