AIカメラで混雑状況を表示し3密回避へ
御在所ロープウェイ、アクアイグニスの混雑状況を菰野町観光協会のホームページから見ることができる
三重県は県内屈指の観光地・湯の山温泉地域に設置したAIカメラで人の流れなどを解析し、リアルタイムに混雑状況を表示する実証実験を始めた。3月12日まで。
混雑状況を見える化することで、観光客が状況に応じて時間や行先などを選択できる環境を整備し、新型コロナウイルス対策の3密回避につなげる。
具体的には「御在所ロープウェイ」と複合温泉リゾート施設「アクアイグニス」の2か所にカメラを設置。AIによる解析を元に混雑状況を5段階で表示し、過去のデータを参考とした混雑予測も併せて町観光協会のホームページで公表する。3月末まではAIの精度を上げることに尽力するという。旅行者の滞在時間や接触回数を減らしながら楽しむ新たなおもてなしサービスとして、アクアイグニスや日の出屋製菓にWEB来店システムも導入した。
具体的には3Dカメラで撮影した店舗映像を公開し、店舗を訪れなくても店舗内の移動や販売商品をチェックできる。また、WEB会議システムを利用して、店員から商品の説明を受けられるサービスも始めた。
実験後はこの成果を県内観光地に展開していきたいと考えている。
菰野町観光協会のホームページトップから下にスクロールすると混雑状況やヴァーチャル来店を閲覧することができる
日の出屋製菓のオンラインショップ3Dでは、ピンク色の二重丸をクリックすると販売商品の詳細情報を見ることができる
リンク:三重県
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