仮想×リアル体験で旅行気分満喫 ベトナムで鹿児島オンラインツアー実施
鹿児島県および県観光連盟はエイチ・アイ・エス(H・I・S)と共同で、新型コロナウイルスの収束後の観光を見据え、ベトナムで訪日体験オンラインツアーを始めた。ベトナムの一つの会場に参加者を集め、鹿児島の観光スポットを動画で巡る仮想の旅を展開。併せてその会場で寿司握り体験を実施しバーチャルとリアルを組み合わせたツアーとなる。
同県では新型コロナの影響で鹿児島空港からのベトナム直行便就航が延期となる中、鹿児島のさらなる認知度アップを図ることで、アフターコロナ後の旅行先に選んでもらいたいと企画した。鹿児島市、北薩、南薩の3コースを設け、8回ずつ各回定員10名で実施する。
ホーチミン市の日本料理店を会場に行われた初回(10月25日)には10人が参加。鹿児島市内のバスツアーを想定し、車窓からの風景や仙巌園、桜島などを動画で楽しんだ。
寿司体験は鹿児島の「康正寿司学校」が動画で寿司の握り方を教え、現地でそれを見ながら実際に寿司を握った。また、桜島の天然足湯の紹介では実際に温泉のもとを入れた湯おけに足を浸して楽しむなど、バーチャルだけでなく現実的に体験できる点が好評で、2回目も若者を中心に満席だったという。
ツアーは2時間半で、料金は昼食付き50万ドン(日本円で約2,272円)。今後はタイやシンガポールの展開も考えているという。
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