コロナ時代の新スタイル 完全予約制の酒蔵まつりイベント
佐賀県鹿島市では、今年3月に開く鹿島酒蔵ツーリズムの実証実験を兼ねたイベントとして、昨年11月に完全予約制の「秋の酒蔵まつりin鹿島」を実施した。新型コロナウイルス感染防止の新たなスタイルとして期待される完全予約制について検証した。
酒蔵まつりでは参加人数を限定した予約制の2つのイベントを実施。200人限定の「市内の5蔵をめぐり」では5つの蔵で新酒を1杯ずつ味わい、600人限定の「浜駅で角打ち」では6蔵元の酒角打ちを楽しんだ。時間は午前10時から午後4時の間に開催し、角打ちは密を避けるため午前と午後に分かれて実施した。また、会場でも検温やマスク着用、消毒などの入念な新型コロナウイルス対策を行なったほか、JR肥前鹿島駅、肥前浜駅と会場をまわるシャトルバスは予約参加の人のみ限定で乗車定員を通常の半数にして運行。定期的な消毒と喚起も徹底した。
そのほか蔵人が蔵や日本酒の紹介を動画で配信し、オンライン販売会も展開するなど、様々な手法で魅力をアピールした。
今回のイベント体験を検証し、完全予約制も含めてwithコロナ時代にふさわしい酒蔵ツーリズムを実施していく。
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