野良着コスプレでパチリ！　奥播磨かかしの里でフォトイベント

地域資源の生かし方

2019.07.23兵庫県

全国でも珍しい野良着コスプレのフォトイベント

　兵庫県姫路市安富町の関地区で5月26日、野良着を着て、かかしと写真を撮るイベント「なりきりフォトイベントin奥播磨かかしの里」が開かれた。当日は近隣の市町や大阪などから約600人の人が訪れ、26組100人がフォトイベントに参加。かかしになりきり写真を撮って楽しんだ。

　同地区は出身者がかかしを使った町づくりを進め、住民より多い約130体のかかしが自然の中に点在して古里の原風景を際立たせている。そんな同地区に若い世代を呼び込もうと、安富北地区の街づくりを進める「とみす活性化推進協議会」の若者グループ「とみす村コンシェルジュしるべ」がイベントを計画。「都会の人に非日常の写真を撮ってもらいたい」と、野良着のコスプレを計画した。

　コスプレに使用した野良着や道具は地域の農家から借りたり、カラフルな野良着やもんぺを制作したりして約150点用意。当日は野良着などに着替え、かかしと撮った写真をインスタに投稿。最優秀3点が選ばれた。

　当日は他にもヨガの教室、ゆず大福や焼きたて土窯ビザなど、とみすグルメの提供も行なわれ、イベントを盛り上げた。参加者らは「大坂から約2時間の場所に、大自然やおいしい料理、川、たくさんのかかしと親切な住民に触れ合えて満喫できました」など好評だった。

　しるべは、11月10日に同地区で開催される「かかしサミット」でも同様のフォトイベントを予定しているという。

かかしと一緒に撮影されたユニークな写真が集まった