ピンバッジから発信する九州愛 「72 nana-tsu(ナナツ)」
九州愛を込めたピンバッジ「72 nana-tsu(ナナツ)」
今、新しい九州土産に注目が集まっている。九州の伝統織物である博多織や小倉織などの生地を、九州の形をした金属ベースに埋め込んだピンバッジだ。この企画・製造を担当するアクセサリーメーカー「Itohen.M」(北九州市戸畑区)は、綿瀬麻意子さんが2017年1月に起業した。渡瀬さんは北九州の伝統織物「小倉織」の蔵元に出会ったのをきっかけに小倉織のアクセサリーを作り始め、その後さまざまな織元と知り合い、種類を増やしていった。
「72 nana-tsu(ナナツ)」と名付けられたピンバッジは、九州や沖縄各地の風土とともに育まれた伝統織物を気軽に身に付けてほしい、九州を広くPRしたいという綿瀬さんの思いから生まれ、約1年の試行錯誤を経て完成した。商品名の数字”72”は九州(+沖縄)の8県と“九”州の9をかけ合わせたもので、九州にはたくさんの伝統織物がある、という意味が込められている。今では小倉織、博多織、久留米絣、綾の手紬などの4種類があり、今後は沖縄にある12種類の伝統織物を使用した商品も製作予定だ。
商品には伝統織物の端切れが使用され、同じ織物でも図柄の出方が異なり、全て一点ものとなる。自分の好みや贈る人を想いながら選ぶオンリーワンのピンバッジは特別なものとなるだろう。転勤族の記念品にもぴったりだ。
綿瀬さんは、より伝統織物に興味を持ってもらいたいと、2020年の東京オリンピックに向けて日本地図型のピンバッジも作りたいと意気込んでいる。
リンク:Itohen.M 公式サイト
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