宗谷岬に期間限定のツアーセンター「Base Soya」オープン
宗谷岬の背後に広がる宗谷丘陵
宗谷丘陵にあるフットパスコース。美しい白い道には砕かれたホタテの貝殻が敷きつめられ、キュッキュッと鳴る
日本最北端の地、北海道稚内市宗谷岬に7月1日、期間限定のツアーセンター「Base Soya」がオープンした。宗谷岬には年間20万人が訪れるが、ほとんどの観光客が通過型で滞在時間が短いのが特徴だ。そこで稚内観光協会が、岬の風景や氷河期に形成された宗谷丘陵などの自然の魅力を紹介することで、ゆっくり探訪してもらおうと9月末までの期間限定でツアーセンターを開設した。
岬の公園にある展望台の2階には職員2名が常駐し、観光客の相談や案内に対応する。また、有料の電動レンタサイクルの貸し出しや、モニターとして行うため無料の地元ガイドと行く宗谷岬歴史めぐり(1時間)や、宗谷岬丘陵ガイドウォーク(4時間)など宗谷岬を満喫できるプランも用意した。
歴史めぐりは数々の碑や平和の鐘などの歴史に触れることができ、ガイドウォークは11キロのロングコースを巡りながら周氷形地形や宗谷牛など、稚内の歴史、食、自然などを楽しめる内容になっている。なお、周囲には飲食店はあるが、休憩できるような場所がないため、ツアーセンターではコーヒーやジュースといった飲み物を提供するカフェも併設した。サハリンを望む島影などの絶景を眺めながらコーヒーブレイクをゆっくり楽しめそうだ。
ツアーセンターの営業時間は午前10時~午後4時で、9月末まで休まず営業する。
リンク:一般社団法人稚内観光協会
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