雲仙温泉の地熱こたつでほっこり×神秘的な星空観賞「ナイトエコタツ」
温もりを感じながら双眼鏡で満天の星空を眺められる「ナイトエコタツ」
長崎県雲仙市の雲仙温泉では、旧八万地獄で星空観察を楽しむ「ナイトエコタツ」を実施している。特徴は旧八万地獄の地熱を利用した地面にもうけられたこたつに入り、寝転んで温もりを感じながら双眼鏡で満天の星空を眺められること。温泉の湯気が立ち上る自然の中で、リラックスしながら星空を心ゆくまで楽しめると好評だ。同市の観光まちづくり会社「雲仙みらいかたる」が主催する。
この「エコタツ」は、2011年に地元の青年グループが、岩肌が高温を保つ旧八幡地獄の地熱を利用しようと、地面にこたつを置いて観光客をもてなしたのが始まり。電気を使わない「エコなこたつ」ということでエコタツと名付けられた。
同社がこのエコタツに着目し、標高700メートルから見る星空と組み合わせれば観光資源になると考えナイトツアーを企画。星空のイベントを手掛けている望遠鏡メーカー「ピクセン」(埼玉県)のアドバイスを受けながら実現にこぎつけた。
星空観賞では地元の観光関係者がガイドを務める。今年は5月まで宿泊客を対象に毎週土曜日に1日2回ツアーを実施してきた(料金は1人2千円。ペア3千円)。今年の6月~8月まではお休みだが今後は夜の通年イベントとして定着させ、宿泊客の増加につなげたい考えだ。
リンク:雲仙みらいかたる株式会社
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