駐輪場シェアリングサービス「ちゃりっぱ」スタート 

2018.07.17京都府

駐輪場シェアリングサービス「ちゃりっぱ」スタート 
パソコンやスマホなどから利用し、観光を楽しめる

 京都府の「Charippa」は、駐輪場シェアリングサービス「Charippa(ちゃりっぱ)」の全国展開を始めた。Charippaは、個人宅やお店などのちょっとした空きスペースを駐輪場として貸し出すサービス。いつでも、どこでもパーキングにパッと自転車をとめられる存在として「ちゃりっぱ」と命名した。

 昨今自転車はエコな乗り物として注目を集め、観光地巡りや最寄りのバス停までのニーズも高いが、駅前や人の集まる場所以外は駐輪場が少ないのが課題となっている。その問題を解消すべく駐輪場がなく困っている人とデッドスペースを持つ人を結びつけたのが同サービスだ。

 貸し出す人は玄関先、店先、庭など自転車1台分のデッドスペースがあれば、初期費用や手間がかからず、収益化が見込める。店であればPRにもつながるメリットもある。利用者はパソコンやスマホなどで希望の場所を選び、定期か一時かを選び予約すれば気軽に駐輪場を確保できる仕組み。サイクリング観光客も予約しておけば、駐輪場の心配をせずに観光を楽しめる。

 同サービスの利用が進めば、社会問題化している放置自転車の減少につながるとの期待も大きいという。京都ではゲストハウスなどが始める予定で、他地域の自治体からの引き合もあるという。2018年度内に全国で1万台の駐輪場確保を目指す予定だ。

駐輪場シェアリングサービス「ちゃりっぱ」スタート
Charippaの仕組み

リンク:Charippa  

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