シティプロモーションと観光振興 地域へのプライドが観光を変える
地域イメージのブランド化に向けて
地域イメージのブランド化は、地域魅力創造サイクルによる差別的優位性の確保で足りるものではない。確保した差別的優位性を基礎にした、あるいは地域魅力創造サイクルへの市民参画=正統性エンジンの強化のために必要な、行動変容に向けたメディア活用が求められる。さらに、それらを十分に評価することでの信頼形成が求められる。
筆者は、それらを、メディア活用戦略モデル、多面的総合評価システムとして提起している。しかし、与えられた文字量を既に大幅に超過してしまった。機会があれば、これらについても述べたいと考えている。
宇都宮市内ではあちこちにブランドロゴが掲げられている
■著者プロフィール
静岡県庁、財団法人静岡総合研究機構派遣、東海大学文学部広報メディア学科准教授を経て、2010(平成22)年から現職。総務省地域情報化アドバイザー、(社)日本広報協会広報アドバイザーのほか、複数のNPO理事や委員会メンバーなどを務める。専門は地域情報論(地域情報化・地域メディア・eコミュニティ)、行政広報論(自治体広報・シティプロモーション・地域ブランド・広報戦略・議会広報)、NPO論(NPOと企業のパートナーシップ・情報化NPO)など。
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