荒川区の銘店を浮世絵で紹介! 外国人向けガイドブック発行

2018.05.25東京都

荒川区の銘店を浮世絵で紹介! 外国人向けガイドブック発行
あらかわ 名所浮世絵 銘店めぐりの表紙

 東京商工会議所荒川支部は、区内の名所浮世絵を使って荒川区内の飲食店を紹介する初の外国人向けガイドブック「あらかわ 名所浮世絵 銘店めぐり」を発行した。同区に宿泊する訪日外国人に、荒川区を知って巡ってもらおうと外国人に関心の高い浮世絵を活用した。

 「町屋・日暮里・三河島」版と、「南千住・汐入・三ノ輪」版の2種類を作り、いずれもA5判24ページ、4千部ずつ作製した。江戸期の歌川広重や葛飾北斎の浮世絵に描かれた区内の名所を現在の同じ場所の写真とともに掲載し、当時の様子を英語と日本語で解説。あわせてエリアの飲食店を載せている。

 飲食店はすし、ラーメン、そば、もんじゃ焼きなど外国人に人気のある食べ物を中心に84店を紹介。南千住エリアでは、広重の名所百景「千住の大はし」の絵を掲載し、徳川家康が江戸に入って最初に隅田川に架けられた橋であると解説。加えて現在のアーチ型の写真、近くのすし店などを紹介しており、千住の歴史と文化を知りながら、食も楽しめる内容に。

 裏表紙には外国人が指を示して会話できる英語のシートも加え、簡単な会話に利用できるよう工夫した。日暮里観光案内所や、東京商工会議所荒川支部、外国人が多いホテルなどで無料配布中しているほか、ウェブサイトでも公開している。

荒川区の銘店を浮世絵で紹介! 外国人向けガイドブック発行
江戸期と現在の千住大橋の様子

リンク:あらかわ 名所浮世絵 銘店めぐり 

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