外国人観光客・ガイド・講師のつながりを育てる 姫路城英語ボランティアガイドの取り組み

玉田恵美NPO法人姫路コンベンションサポート 理事長

2018.02.07兵庫県

外国人観光客・ガイド・講師のつながりを育てる 姫路城英語ボランティアガイドの取り組み
姫路城英語ボランティアガイドの案内人養成講座

外国人観光客・ガイド・講師のつながりを育てる 姫路城英語ボランティアガイドの取り組み
ネイティブスピーカーを実際に案内する講座「オンサイト」。姫路城が混雑し、ポイントで立ち止まれないなど、さまざまな課題に気づく

 日本に訪れる外国人観光客数は、年々増加している。2018年には3,200万人に達する(JTB総合研究所 2018年1月10日)という予測もあり、2020年までに4,000万人という目標が夢ではなく、現実味を帯びた数字となってきた。

 兵庫県姫路市でも現在、多くの観光客が訪れている。これに伴って、姫路城英語ボランティアガイドの要請は今では1カ月に数十件を超え、それとともに、ボランティアガイドの課題や問題点も浮き彫りになってきた。

 外国語ボランティアガイドは、ガイドをした外国人と母国に帰ったあともメールなどで交流をしたり、日本旅行する友人たちへ紹介したりと、付き合いを深めている。それは外国人観光客がリピーターやインフルエンサーになる可能性を持っていることに加え、ガイドたちにもやりがいや生きがいを感じるステージとなっている。

 これこそが、ひとがつなぐ都市の魅力だ。

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