萩らしさの秘密を大地とのつながりから考える「萩ジオマスター講座」開講

2017.12.25山口県

萩らしさの秘密を大地とのつながりから考える「萩ジオマスター講座」開講
1億年前に巨大な噴火を起こしたマグマが地上で固まっているモドロ岬。2種類のマグマは混ざり合わず、水玉模様のように見えているのが特徴

 山口県萩市の萩ジオパーク構想推進協議会は、萩の美しい景色やおいしい食べ物など萩らしさの秘密を大地の成り立ちから紹介する「萩ジオマスター講座」開催している。

 萩市と阿武町全域、山口市の一部でジオパーク認定を目指している萩市。その一環で大地と人とのつながりを発掘し、そこに培われた文化や歴史を楽しく伝えられる人材を育成したいと開講した。

 2017年9月26日から2018年1月14日までの連続講座。萩の大地の成り立ちを座学と現地見学で学ぶ必修講座6回と「萩ならでは」の大地のつながりを体験する選択講座を1回以上受講すると「萩ジオマスター」に認定され、認定証と副賞が授与される。さらに萩ジオマスターを対象に、萩ジオパーク構想の案内人養成講座も今年の2月上旬に予定している。

 必修講座にはシルバー世代を中心に20代~40代も含めた毎回60名前後が参加。12月の中旬までに30名以上の萩ジオマスターが誕生した。

 選択講座は、萩の酒のおいしさ、萩の魚のおいしさ、萩城下町はどうしてできたなどがある。12月2日に開かれた「萩の魚はなぜ美味しい」の選択講座では、道の駅萩しーまーとを見学。萩・阿武の日本海は起伏に富んだ複雑な海底で魚介類のえさとなるプランクトンが多く、瀬つきあじ、アマダイなどがすみついているという紹介があった。その後、瀬つきあじを使った萩魚料理教室を開催。瀬つきあじの三枚おろしなどが披露され、参加者20名も挑戦した。

萩らしさの秘密を大地とのつながりから考える「萩ジオマスター講座」開講
しーまーとでの調理体験。火山のおかげで萩は美味しくて新鮮な魚が年中食べられる

リンク:萩ジオマスター講座

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