大学生が滞在し、アート×地域課題の活動を行う「河和田アートキャンプ」

2017.09.05福井県

大学生が滞在し、アート×地域課題の活動を行う「河和田アートキャンプ」
地域の人が先生となり学生が学ぶ

 福井県鯖江市の河和田地区では、県内外から集まった大学生が地域住民と協働でアート×地域課題をテーマにさまざまな活動を行う河和田アートキャンプが毎年夏に行われている。

 2004年の福井豪雨の際、学生らが災害支援として入ったのをきっかけに、学んでいるアートを通して地域課題に向き合おうと翌年からアートキャンプをスタート。

 具体的には学生らが夏休みを利用して約1か月間、河和田地区で共同生活。学生らは住民とともに内外から新しい魅力を発見しながら、協働でアート作品の制作やさまざまなイベント開催に取り組み、地域課題の解決の糸口を探る試みだ。アートといっても芸術関係の生徒のみならず、毎年幅広い専攻の学生が参加し、多彩な作品を制作してきた。

 今年は8月17日~9月22日で約60名の学生がキャンプイン。9月16日、17日に暮らしの祭典にて展示を発表する日程になっている。

 期間中は学生らの活動拠点である民家(co-minka)のアトリエにある蔵もBARとして17日間ほどオープン。住民が時には1日店長となり盛り上げる。また、地元の人々と協働でさまざまなプロジェクトも実施する。例えば高校生向けのキャンプ体験ツアーや地元の職人の協同による草木染や地酒作りのワークショップ、楽器作り教室など幅広い内容となっている。

大学生が滞在し、アート×地域課題の活動を行う「河和田アートキャンプ」
コロッケや丼ものなど、地元の人が作るオリジナル料理も楽しめる蔵BAR「co-minka」住所:福井県鯖江市河和田町15-12-1 TEL:050-1276-1376

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