丹精込めた庭園巡り「信州須坂オープンガーデン」ウォーク
6月2日、3日に行われた「須坂オープンガーデンウォーク」の様子
オープンガーデンウォークの開催日は、ちょうどバラが見頃であった
花と緑のまちづくりを進め、今では市内に100カ所以上の花壇・フラワーロードがある長野県須坂市。平成17年度から始めた個人宅や店の庭を一般に開放する「信州須坂オープンガーデン」を今年も開催している。初年度は10軒程度だったオープンガーデンの参加も徐々に増え、今年は個人が丹精込めて作り上げた44軒の庭を開放。和風庭園やバラと雑木の庭、400種類の花木が出迎える庭など個性豊かな庭園を見ることができる。
6月2日と3日には、同市観光協会主催でオープンガーデンを回る「ガーデンウォーク」も行なわれた。今年で6回目となるこのウォークには、愛知や埼玉など県外から訪れた人も含め、両日ともに20名以上が参加。参加者はガーデニング愛好家やこれから始めたいという人が多く、6軒の美しいガーデンを見て回りながら、害虫対策や肥料のタイミング、育成方法などを各庭園のオーナーに熱心に質問し、交流を楽しんでいた。
また、同市ではオープンガーデンの特徴や場所、公開期間と時間などを案内したガーデンマップを作成し、公共施設などで配布している(ウェブ版もあり)。これを片手にさまざまな花が見ごろとなる6月~10月には個人的にガーデンめぐりをする人も多く、オーナーと情報交換しながら園芸談義で盛り上がるという。
庭園のオーナーの説明を熱心に聞く参加者たち
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