国内現役最古111歳の発電設備が「産業遺産」で熱視線

2015.12.01長野県

国内現役最古111歳の発電設備が「産業遺産」で熱視線
 
 水力発電所として国内現役最古の発電設備をもつ宮城第一発電所(長野県安曇野市)が、産業遺産として脚光を浴びている。1904年の運転開始時に導入されたドイツ製の水車と発電機は110年以上たった今も現役だ。1982年に国内現役最古と発表され、2007年には経済産業省の近代化産業遺産に認定された。
 同発電所は古いだけでなく、安曇野に明かりを灯したことに加え、電気溶鉱炉を稼動させて日本の鉄鋼技術を飛躍させる役割も果たした。産業発展に寄与した同発電所を広く知ってもらおうと、本年度から同市観光協会が見学会を企画。すでに100人以上が訪れるなど注目を集めつつある。見学は予約の団体のみ。

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