うだつの町並みの空き家に音楽スタジオ開設
yuyu with eriri
徳島県美馬市脇町、うだつの町並みの空き家に、東京から移住した男女2人組音楽ユニット「yuyu with eriri ユユ・ウィズ・エリリ」(通称ゆりり)が音楽スタジオを開設した。作詞や作曲やライブなどの音楽活動のほか、ラジオ番組の公開収録も行い、町の新たな賑わいの場となっている。
2人はボーカルの空野ゆゆさんとピアニスト五十嵐雄一さん。東京で活動していたが、2011年に脇町の電気屋から「鳴門のいも屋」という企業のテーマソング制作を依頼されたのをきっかけに、県内の企業や町のイメージソング制作も手掛け、徳島との交流を深めていった。その中で町の人の優しさにひかれ、2016年3月に美馬市に移住した。
音楽スタジオの場所は、美馬市の観光協会からマスコットキャラクター・うだつまるのPRソング制作を依頼されたのがきっかけ。「いつかうだつの町並みの中で流れるといいな」という思いで「うだつの町に星が降る」という歌を制作。この町並みで音楽活動をしたいと考えていたところ、美馬市観光協会から2階建ての空き家を紹介され、スタジオを開設。「うだつまるスタジオ」と名付けた。
現在は、「ええね美馬地域ビジネス推進協議会」に農作物の販売場所として1階を貸し、金、土、日にはアンテナショップとしても活用している。また、昨年10月にはスタジオ内フリーライブを行うなど、今後も月数回のライブを計画中だ。2人は観光客や地元の人に気軽に立ち寄ってもらえる憩いの場にしていきたいと意気込んでいる。
美馬市は、音楽を通じた地域活性化から、美馬市の交流人口の増加につなげたいと期待を寄せている。
築90年の空き家を改装した「うだつまるスタジオ」
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