沖縄の女子大生プロデュース 泡盛ベースのリキュール「Bis」

2016.11.22沖縄県

沖縄の女子大生プロデュース 泡盛ベースのリキュール「Bis」
開発に携わった女子大学生たち 「Bis」の発売記念イベントにて

 沖縄県金武町の泡盛製造を手がける崎山酒造廠が10月、県内の女子大学生らがプロデュースした泡盛ベースのハイビスカスリキュール「Bis-ビス」を発売した。宮古島産のハイビスカスのエキスを使用し、アルコール度数を抑え、炭酸割りでもロックでも飲めるように仕上げた。

 開発は若者の沖縄伝統の泡盛離れに歯止めをかけたいと、崎山酒造廠が、学生が起業した「(株)がちゆん」に共同企画を持ちかけたのがきっかけ。両者の企画意図に賛同した県内4大学の女子学生7人が集まり“「泡盛リキュール」新商品開発大学生プロジェクト”が発足した。色味、アルコール度数、風味などの商品仕様からネーミング、マーケティングまで学生らが練り、崎山酒造廠と共同開発した。商品名「ビス」はハイビスカスの“ビス”と繰り返しを意味する音楽記号に由来。何度も飲みたくなるお酒になってほしいという期待を込めたという。若者へのアプローチとしてツイッターを通じてアピールするなど、マーケティングにも若者らしさを発揮した。

 10月に行われた産業まつりでお披露目したところ、薄いピンク色とスタイリッシュな外見、アルコール度数を抑えたフルーティーな香りは若い女性だけでなく男性にも飲みやすいと好評を得たという。500ミリリットル1本800円(税抜き)で県内のコンビニやスーパーで販売している。年間2万本の販売を目指す。

沖縄の女子大生プロデュース 泡盛ベースのリキュール「Bis」
ピンク色とスタイリッシュなデザインが人目を引く

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