大学生考案の「日本文化を満喫」訪日客プラン　HISで販売

着付けして武家屋敷見学

　山形県上山市の地域資源を活用したインバウンドを推進するため、旅行会社エイチ・アイ・エスでは地元学生が考案した訪日客プランをウェブサイトで販売している。同市の月岡ホテルに宿泊しながら観光地を巡り、歴史や食といった日本文化を楽しめる内容だ。
　作製したのは山形大学人文学部教授山田浩久教授のゼミの学生たち。昨年の第一弾で月岡ホテルの協力を得て国内客向けのプランを考案したのに続いて、第二弾の今回はインバウンドをテーマに取り組んだ。授業の一環なので学生目線を大切にしながら、月岡ホテルの若女将やエイチ・アイ・エスの担当者からアドバスを受けてまとめた。同大の留学生の意見も参考にしたという。
　プランは歴史の旅、女子旅、スローライフの旅3つを用意。「歴史」は上山のまちを散策して日本の歴史をクイズで学び、上山城での甲冑着用体験を楽しむ日本の歴史を体験できる内容だ。「女子旅」は浴衣の着付け、和菓子作りなど女子にとって嬉しいプラン。「スローライフ」はクアオルトウォーキング、市産ワインの飲み比べなどを盛り込んだ。エイチ・アイ・エスのサイトは14ヶ国語に対応しており、台湾や中国などの若年層の観光客の新規開拓につなげたい考えだ。今後は上山だけでなく蔵王や山寺などとも結んだ広域ルートの観光を考えていきたいという。

山形大学内での検討

上山まちあるきマップ

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