ムスリム対応の温泉、店など紹介マップ

2015.06.16大分県

ムスリム対応の温泉、店など紹介マップ

　イスラム教圏からの留学生や観光客が増加している大分県別府市が、イスラム教徒の戒律に対応した飲食店や温泉、病院などを紹介する市内マップを1万部作製した。
　立命館アジア太平洋大の卒業生や在外生らのムスリムが中心となり、オブザーバーとして参画している市や観光協会の職員で構成された「別府ムスリムフレンドリークラブ」が手掛けた。マップには19カ所を英語で紹介。素肌を人に見せられないムスリムのため貸し切りの家族風呂がある温泉施設、同性の医師が診療する病院、イスラム教の戒律に応じた料理を提供する店などを取り上げた。
　ハラールに関する説明会を開催し、対応できる可能性がある施設を対象に留学生らが実際に訪ねて確認した上で施設を選んだ。マップは各店や観光案内所に配布している。