九州のローカル線初! 島原鉄道、Wi-Fi全車両に導入

2020.03.31長崎県

九州のローカル線初! 島原鉄道、Wi-Fi全車両に導入
ステッカーは乗降口ドア上部や座席付近に貼られている

九州のローカル線初! 島原鉄道、Wi-Fi全車両に導入

 長崎県島原市と諫早市を結ぶ島原鉄道は、3月14日からのダイヤ改正に合わせ、全車両15両に公衆無線LAN「Wi-Fi」を導入した。島原半島への観光誘致や、通勤、通学客はもちろん外国人観光客らの利便性向上を目指す。Wi-Fiは新幹線や観光列車では導入されているが、九州のローカル線では初めてとなる。
 Wi-Fiは約30メートルの範囲内で、スマートフォンやタブレット端末などからインターネットに無料で1回20分、1日最大12回(4時間)まで接続可能だ。利用にはメールアドレスかグーグルなどのアカウントの登録が必要だが、訪日外国人にも利用しやすいように日本語だけでなく英語、中国語、韓国語、タイ語にも対応している。
 車内で「島原半島Free Wi-Fi」にアクセスして、希望の言語を選んで利用する。同市の観光スポットでは、Wi-Fiにつなげると多言語で見どころを紹介するサービスがあるため、車内で登録しておけば、市内観光に役立てることができる。
 松本健次鉄道部長は、「観光情報のスポットの検索など、ツールの一つとして利用してほしい」と呼び掛けている。なお、観光スポットの最寄り駅でもある神代駅や古部駅、大三東駅、多比良駅の4つの駅でも14日から車両と同じくWi-Fiサービスの提供が始まった。

リンク:島原鉄道 

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