海水浴場の売店でスマホ決済 外国人客へのおもてなし強化
静岡県の御前崎市観光協会は今夏、外国人旅行客の利便性向上につなげようと、同市のマリンパーク御前崎海水浴場の売店にスマートフォンの電子アプリで利用できるキャッシュレス決済システムを導入した。
このシステムが利用できるのは、レンタル品・温水シャワーなどの利用の受付をする売店。売店に「d払い」、中国発祥の「ウイーチャットペイ」など、国内外の決済アプリに対応する小型端末を設置した。利用者はこの売店で浮輪やゴーグルなどの購入やパラソルやシャワー室をレンタルする際、決済アプリで支払いができる。
キャッシュレス化は、同県が進める農村漁村地域の外国人旅行客受け入れ体制強化事業の一環。海水浴客にとって売店などを利用する際、現金を持ち歩かなければならないのは課題の一つとなっている。最近では財布をロッカーなど貴重品置き場で管理し、スマホを持ち歩く傾向が多いことを踏まえ、現金を持ち歩かなくても良いスマホでのキャッシュレス決済を導入した。
今後は海水浴に訪れる外国人も増えると予想されており、利便性を高めおもてなし向上につなげたい考えだ。同海水浴場の今夏の開場は8月31日まで。
リンク:マリンパーク御前崎海水浴場
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