スマホアプリで24時間利用可能 シェアサイクル実証実験
山口県宇部市は、スマートフォンアプリを利用した電動アシスト自転車のシェアサイクル実証実験を8月から始めた。11月24日まで。
新たな公共交通を模索する同市が、市民や観光客がまちなかを気軽に移動できるシェアサイクルに着目し、各地でシェアサイクル事業を支援しているコギコギ(本社・東京)に委託して実証実験を始めた。スマートフォンの利用により、24時間無人のポートで電動アシスト自転車の貸出、返却ができるのが特徴だ。
専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを近づけて操作し、指示に従ってツマミを回すと後輪のロックが解除されて動かせる仕組み。立ち寄り先での施錠や開錠、ポートへの返却もスマホで利用できる。料金は1時間100円(税別)で、アプリに登録したクレジットカードで支払う。1回の充電で40~70kmの走行ができ、電動付で坂道も楽に移動できるため、市内をじっくり周遊したい人も安心して利用できる。
ポートは市内の常盤公園正面入り口、山口宇部空港駐輪場横など4か所の配備でスタートし、少しずつ増設されている。借りた場所と別のポートでも返却ができる。
今後、この実証実験を通じて利用状況や回遊データなどを検証し、事業化の可能性を検討していくという。
観光客や地域住民が訪れる常盤公園正面入り口に設置されたポート
リンク:山口県宇部市
リンク:コギコギ
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