多可町をイメージした「タカタータン」が誕生
兵庫県の多可町観光交流協会企画部会は、観光PRの一環として、同町のイメージを布で表現した「タカタータン」を作製した。
タカタータンは同町の自然や特産などのイメージを6色で表現したチェック柄。本場のスコットランド・タータン登記所で1万2,572番に登録され、多可町の魅力ある素材として世界に発信している。そのデザインは緑=町の自然、黄緑=春の若葉、水色=夏の青い空や杉原川、赤=秋の実り、黄=山田錦の稲穂、白=冬の雪、杉原紙、酒米をイメージしたもの。
タカタータンで地域活性化を目指す同協会はタータン委員会を設立。タカタータンを播州織や紙類、衣類、コップなどに幅広く活用して町をPRするとともに、産業や商業などの活性化につなげていく。
デザイン使用料は無料だが、イメージを維持するため審査制としている。とくに特産の播州織の生地については、糸の太さや加工の状態により価格が異なるため、委員会が生地の購入先、価格について決めてイメージの適正化を図る。県内には多くの商品に活用され、大いに注目を集めた神戸タータンの例もある。
同協会は「まずは地域のイベントなどでタカタータンをPRし親しんでもらい、広く活用してほしい」と意欲を見せる。11月3日開催の多可町ふれあいまつりで、完成した播州織のサンプル生地のお披露目が行われる。
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