アプリ「長岡haNavi」 長岡花火の渋滞を避ける経路案内
8月2、3日に開かれた新潟県の長岡まつり大花火大会では道路の渋滞対策として、混雑を回避するルートを案内するスマホ用のアプリ「長岡haNavi」を公開した。長岡技科大学が、観客が渋滞を避けてスムーズに行き帰りできる状況を提供したいと開発。開発には東京のコンサルティング会社CDS経営戦略研究所と愛知県のカーナビの会社アイシン・エィ・ダブリュが協力した。
アプリでは花火大会の観客が、車を臨時駐車場に止めてシャトルバスで会場近くまで行き、観覧席まで徒歩で行くといった複数の交通手段を使うケースを想定。それぞれの場所を入力すると、通行止めや渋滞が予想される区間を避けた経路が地図上に表示される仕組み。
渋滞予想は、昨年の花火大会で国土交通省が取得した交通データを利用した。渋滞回避のルートに加えて、観客が行き帰りの道中も楽しめるように、近隣の観光施設や飲食店、仮設トイレなどの必要な情報も案内。花火大会の終了後も営業している飲食店に観客を誘導し、混雑の回避も狙った。
アプリはandroidの機種が対象で、iPhone利用者はWebサイトでの利用を案内した。今回のアプリ利用者の位置情報を取得し、来年以降、さらなる渋滞予想の制度を高めて充実を図りたい考えだ。
リンク:長岡haNavi
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