茅野の「校庭リンク」で氷の整備とスケート体験実施

2019.01.28長野県

茅野の「校庭リンク」で氷の整備とスケート体験実施
まずは茅野のスケート文化やスピードスケート、フィギュア、アイスホッケーのくつの違いなどを学ぶ

 長野県茅野市の金沢小学校で初の「校庭スケートリンク体験」が行われた。同校では1959年から毎年1月~2月初めの期間、校庭の中に重機で穴をあけ、川の水を入れて天然の屋外スケートリンクを作り、地元の人に開放してきた。毎日地元のボランティアが交代で、大変なリンク整備を担って支援してきたという。こうした経緯もあり同市はスケートが盛んで、小平奈緒選手を輩出するなどスケート文化が根づいてきた。

 2018年4月に設立された「ちの観光まちづくり推進機構」が、このスケート文化を広く知ってもらいたいと、氷の手入れなどの裏方の作業とスケートを楽しんでもらう有料の体験会(スケート靴のレンタル代も含めて中学生以上3,500円、小学生2,500円)を初めて企画した。

  裏方作業は水を撒いたり、氷を割って落ち葉を取り除いたりといったボランティアの人が毎日行っている作業の一部を体験する。リンクの開放期間に体験会を9回実施。初日に松本市から参加した親子3人は氷上を掃き、ひびに雪を詰めて補修するリンクの整備を行い、体育協会会員の指導でスケートを楽しんだ。

  同機構ではこのスケート文化を茅野の観光資源として活用し、来年以降も続けたいという。

茅野の「校庭リンク」で氷の整備とスケート体験実施
スケート靴を履き、リンクでスケート体験

茅野の「校庭リンク」で氷の整備とスケート体験実施
後はリンクを補修する

 

リンク:ちの旅 

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