河川を軸に観光振興 魅力をSNSで発信「かわたび北海道」
旭川から宗谷岬を目指すサイクルイベント「TEPPEN-RIDE 2017」。忠別川のそばを走る
北海道開発局は、天塩川の探検をきっかけに松浦武四郎が北海道と命名して150年を迎える2018年度、道内13の1級河川の観光情報を集約して、道内外へ魅力を発信するプロジェクト「かわたび北海道」を始める。河川を軸に観光振興や流域のにぎわい創出につなげるのが狙い。
開発局はこれまで「かわまちづくり支援制度」の一環で、河岸のサイクリングロードやカヌー乗り場など天塩川、石狩川など流域の整備を進めてきた。また住民も水辺でのコンサートやカフェ、ビアガーデンなどの多彩なイベントを企画して河川の魅力を発信している。しかしこれらの観光情報は個々の発信で地元向けに告知されるにとどまっていたことから、河川にまつわる情報を一元化して道内外へ効果的に発信しようとプロジェクトを立ち上げた。
プロジェクトでは河川の自然環境や景観、水辺の活動といった情報をスマートフォン向けのホームページで紹介し、SNSでも発信する。ホームページから流域のグルメや観光情報にもアクセスを可能にし、周辺の観光とも連動させていく。また、民間業者によるサイクリングやカヌー川下りなど川の自然を活用したツアーも誘致してより河川の魅力アップにも取り組む予定だ。
千歳川でカフェや音楽などが楽しめるイベント「CHITOSE RIVER CITY PROJECT 2017」
天塩川カヌーツーリング大会「ダウン・ザ・テッシ-オ-ペッ2017」
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