「江厚別町」誕生 江別市と札幌市厚別区境界の架空の町

2017.10.25北海道

「江厚別町」誕生 江別市と札幌市厚別区境界の架空の町
 江厚別町のロゴ

 北海道江別市と札幌市厚別区の住民が両地域の境界周辺に架空の自治体「江厚別町」を創設し、町章や町長を定めるなど自由な「まちづくり」に取り組んでいる。  江厚別町は江別の市民グループ「えべつセカンドプロジェクト」の山崎啓太郎代表らが、生活圏の重なる両地域を一緒に盛り上げようと4月に設立した。

 生活の中で両地域を往来する人は多く、山崎さんも江別市に住み、厚別区のJR森林公園駅を利用しているという。両地域に住む12人の町民が専用のフェイスブックで両地域のPR動画を作って発表したり、隠れた名所、イベントなどを発信したりと自由な発想で活動している。フェイスブックのコミュニティには「江厚別町情報図書館」という架空の図書館もある。10月24日には厚別区で町をPRするイベントも開催。月刊誌「オトン」編集部の和田哲さんによる両地域の市境の移り変わりについての講演も行われた。

 なお、12月25日までこの町のPRの一環で、江厚別町の景観写真を募集している。内容は「厚別でもあり、江別でもある。分かちがたい風景」か「厚別と江別の付近の、魅力的な資源」の写真で、札幌市のWEBサイトかEメール、SNSなどで応募する。山崎さんは今後の活動について、「江別と厚別の良さを、お互いに知ってもらえるような企画を考え、今まで以上にお互いを行き来するようになれば」と話す。

「江厚別町」誕生 江別市と札幌市厚別区境界の架空の町
景観フェスに参加し、江厚別町をPR

リンク:えべつセカンドプロジェクト

リンク:江厚別町情報図書館 

 

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