名画の登場人物になりきってみよう 大塚国際美術館で「アートコスプレ・フェス」人気 

2017.10.03徳島県

名画の登場人物になりきってみよう 大塚国際美術館で「アートコスプレ・フェス」人気 
衣装は服の上から簡単に着脱できるため気軽にアートコスプレが楽しめる

名画の登場人物になりきってみよう 大塚国際美術館で「アートコスプレ・フェス」人気 
ポンパドゥール夫人のコスプレ

 千点以上の世界名画の複製陶板画を展示する大塚国際美術館(徳島県鳴門市)で、名画の登場人物の衣装を着用するコスプレ体験が人気を集めている。

 登場人物になりきって作品の世界に入り込めると好評のため、会期を10月29日まで約1カ月延長した。「♯アートコスプレ・フェス」と題し、古代から現代まで7つの時代の15作品に登場する人物の計35着の衣装をラインナップ。

 作品は中世の「皇妃テオドラと侍女たち」、印象派ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、ピカソの「窓辺に座る女」など誰もが知る名作がそろう。衣装は服の上から簡単に着脱できるタイプで、京都造形芸術大学の学生が3カ月かけて制作した。コスプレ姿で作品と一緒に記念撮影できるほか、作品へ通じるランウェーを歩いてモデル気分を味わうこともできる。陶板画なので作品と一緒に写真に撮ってSNSにアップできるのも魅力だ。古代やルネサンスなどのファッション史を学べるパネルも展示されており、体験や鑑賞を通じて名画を楽しく学べる1日に。

 同館の学芸員は「体験を通して名画と友達になることが、より深く知るきっかけになれば」と話す。12月からは「おいしい名画」として食べ物をテーマにした企画も予定しているという。入館者であればアートコスプレは無料。作品によっては大人と子供用の衣装がある。

名画の登場人物になりきってみよう 大塚国際美術館で「アートコスプレ・フェス」人気
大塚国際美術館

リンク:大塚国際美術館 

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