トマト農園で約30種類のミニトマトの収穫やカフェでトマトのコース料 理が味わえる「ゆかいな野菜村」

　農園で収穫体験とランチを楽しむ観光企画「週末は山形で観光ランチ」が3年目を迎え、取り組みを拡大している。

　同企画は期間中の土日祝日、県内の参加農園のいずれかで、収穫とそれに合わせた調理やランチ体験ができるイベント。ピザ作り体験や果物園での収穫体験と果物をミキサーにかけて味わう体験メニューが人気という。

　この観光企画を手がけるのは「やまがた広域観光協議会」。山形と仙台は車で1時間、交通の便も良いため、仙台圏の30～40代女性をターゲットに誘客しようと始めた。

　1年目が7か所、2年目が11か所、3年目の今年は15か所と参加農園は順調に増えているが、参加者は1年目の160人が2年目は140人と減少。そこで今年は開始期間を2か月前倒しし、初夏から秋の実りまでを堪能できるよう5月27日～11月12日に実施する。また、後半の集客が少ないことから、今年はチラシを初夏版と9月からの秋版に分けるなど秋に向けてのPRも工夫した。

　今年の春には果物のもぎ取りとジャム作り体験、トマトの収穫体験とトマトを作ったコース料理の堪能などが行なわれた。イワナのつかみ取りと調理やビザ作りなどは通年で行われており、秋からは新たな体験メニューが登場する。 同協議会によると、女性に加え、ファミリー層やシニア層の参加も多いという。参加者の動向を見ながら秋の魅力もしっかりアピールしていきたいと意気込む。

リンク：やまがたへの旅