「くもで網漁」体験型新名所として復活へ

2015.08.17福岡県

「くもで網漁」体験型新名所として復活へ
 
 福岡県柳川市の官民で作る団体が、有明海沿岸の伝統漁法「くもで網漁」を復活させようと、7月に体験プログラムを始めた。
 くもで網漁は、干満の差を利用して丸太を組んだやぐらの上から、網で魚をすくいとる漁法。江戸時代以前から行われていたが、2012年に沿岸の占有許可を得ていないことが分かり、撤去が進んでいた。
 関係者らが伝統漁法の存続を模索し、柳川市有明海ツーリズム研究会を結成。研究会が管理者である県に申請し、占有許可を得たことで、観光資源として続けられるようになった。同研究会は木造やぐらを1基設置。インストラクター代を含め1時間3,000円で貸し出し、指導も行う。8月1日には、くもで網漁やムツかけ(むつごろう釣り)などが体験できるイベント「有明海を遊びつくせIN柳川」も開かれた。
 
「くもで網漁」体験型新名所として復活へ
 
リンク:有明海ツーリズム体験メニュー

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