長良川おんぱくで流域再生 第1回 おんぱくは一日にして成らず
実際の体験から構想されるプログラムの魅力
蒲さんが長良川流域の地域資源を「知っている」と語るとき、それは本やインターネットで知っているということではない。人から話を聞き、実際に体験して、それを地域づくりに活用できないか、地元の人ともがきながら考えている、ということだ。そうした経験からプロデュースされた長良川おんぱくのプログラムは、地域の物語を体験する楽しさと説得力が備わっているからこそ、多くの人が参加したいと感じたのだろう。
蒲さんはジャパン・オンパクの研修を受け、代表理事の講演会を岐阜で開いたりしたが、開催のノウハウについて細かく指導を受けたわけではない。それは長良川流域のことを体ごと知ろうとしてきた道のりが、自信をもたらしたからなのだろう。どのオンパクよりもいいものにできる。長良川「おんぱく」がカタカナでなくひらがななのは、蒲さんのデザイナーとしてのセンスだけでなく、そうした強い思いが込められているからなのだろう。
(取材・文/青木 遥)
(第2回に続く)
■長良川おんぱく2014
今年は140以上のプログラムが開催されます。
□期間 10月11日― 11月29日
□主催 長良川温泉泊覧会実行委員会
◇長良川おんぱく2014オープニングイベント 長良川鮎まつり 天然鮎の塩焼きリレーで世界記録に挑戦しよう!
10月11日(土)10時~13時 長良川うかいミュージアム(岐阜市長良川畔)
・電話での申し込み 9月16日(火)昼12時から
・公式webサイトからの申し込み 9月17日(水)朝9時から
お問い合わせ・お申し込み 長良川おんぱく事務局 電話058-269-3858
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