スマホゲーム「Ingress」に注目した岩手県 ゲームと地域資源のコラボで誘客を仕掛ける
大人気のゲームアプリIngressとは
「Ingress」画面
Google社が開発・運営する、スマートフォン向けの位置情報に基づいた多人数参加型ゲームアプリIngress(イングレス)が世界で1,000万ダウンロードを超えており、人気を集めている。
近年、国内でも爆発的にプレイヤーが増えたことにより、観光誘客や地域活性化に活用できるのではないかと積極的に取り入れる自治体が現れ始めた。
Ingressとは、プレイヤーが青チーム(レジスタンス)と緑チーム(エンライテンド)、どちらに属するかを決め、各地に存在する「ポータル」に足を運び、スマートフォンを操作して「ハック」するなどを通じて、自陣を拡大していくゲーム。ポータルは、神社や仏閣、公共施設などに紐づけられている。プレイヤーが申請し、Google社から承認されると、新たに増やすことができる。
「ポータル」申請の承認基準
岩手県は全国の自治体で初めてIngressの活用に注目し、昨年9月、職員有志で「岩手県庁Ingress活用研究会」を立ち上げて、わずかな期間でさまざまなイベントを仕掛けてきた。11月には街歩きをしながらポータルを増やす「ポータル探して盛岡街歩き」、今年2月には、盛岡市内で発生した大量のポータルでIngressをプレイしてもらう「ポータル大量発生感謝!ハック&キャンドルin盛岡」を開催し、県内外から多くの参加者が集まった。
Ingress活用のきっかけや、イベント開催の経緯、Ingressの力などについて、「岩手県庁Ingress活用研究会」の主宰者である岩手県庁秘書広報室副室長兼首席調査監の保和衛(たもつかずえい) 氏に話を伺った。
秘書広報室副室長兼首席調査監 保和衛さん
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